久々にライフプラン・年金セミナー講師を務める
平成20年12月19日(金)、とある大企業の労働組合の勉強会に講師として招かれた。
15:00からの約2時間、講師を務めさせていただいた。
お声掛けをいただいたのは、(社)茨城県労働者福祉協議会様だった。
(社)茨城県労働者福祉協議会様は、労働者のための福祉活動を推進し、労働者の経済的、社会的地位の向上に寄与することを目的とした活動を展開されている社団法人だ。
自分は恥ずかしながら今回、(社)茨城県労働者福祉協議会様を初めて知った。
様々な活動の一環で、財布プランセミナーも年に数度開催されている。
素晴らしいことだ。
(社)茨城県労働者福祉協議会様のホームページにリンクを付けておこくので、興味ある方は訪れて下さい。
通常一企業様のセミナー等は、ブログに掲載することは無いのだが、今回はライフプランの中でも「年金」と「社会保障制度」に関してという公共的なお題だったのと、受講された皆様が非常に若かったこともあって、ブログに記述してみた。
昔サラリーマンをしていた頃にお世話になった、今でも師匠と崇め奉るO氏に、自分が20代中旬に薫陶を受けたのだが、その時に良く、
「君たち若者がこれからの世の中を背負うのだから、頑張って勉強し、苦労を背負い、人の心が良く分かる人間になるんだぞ。」
「君たちのような若者を見ていると、一生懸命に後押ししたくなるよ!」
という感じでよく仰られていた。
本当に懐かしい。
そのO氏に仕えた頃と、今の自分の年齢がほぼ同じになってしまったわけなのだが、何となくその元上司の心情が分かるというものだ。
これからを背負う若者には、本当に頑張って欲しい!
そんな心情もあって、ブログに記述してみた。
ちなみに今回は、緊急のピンチヒッターで講師を請け負ったのだが、実は年金のセミナーとなると、06年2月以来、なんと2年と10ヶ月ぶりだった。
密かにあせったね。
以下当時の様子と感想を述べてみる。
講義中の様子
あたりまえだけど、若者たちは興味をあまり示す話題では無かったように思う。
自分が30歳前に、ライフプランやら年金やら、あるいは社会保障という話題を聞かされたとしたら、それは眠くなることだろう。
仕方が無いと思うよね。
なんかわけのわからない奴が急に来て、話を聞かされるわけだから・・・
自分が聴衆のほうでも、あんな感じだったかもと思いながら、進めていた。
ただ中には目が合うたびに、相槌を打ってくれたり、目をそらさないように聞いてくれたりと、その心に嬉しいものを感じた。
よくぞあの題材で寝ることもしないで頑張って聞いていただいた。
本当にお疲れさまでした。ありがとう。
自慢ではないが、自分は企業内の研修というと、良く寝ていたよ。
恥ずかしい限りです。
若者へのメッセージ
当日のお題は、「ライフプランと年金」
ライフプランニング自体は、実は良く理解しておかなくてはいけないことだと思うが、若者には若者の特権があり、気絶するまで酒を飲むとか、それはそれで貴重な人生勉強だと思うんだね。
セミナーの中でも触れたけど、自分は酒を良く飲んだし、若い頃はツケで飲み代を支払っていたこともある。
そんな自分が、計画的に資金を貯めて、計画的に支出をしよう
というのは、ちょっとおこがましいわけで、
むしろ、自分らしく、「日々思い出作りをしよう!」
なんていうほうが好きなんだね。
友人たちは良く分かると思う。
ただ高度成長期に制度設計された社会保障制度が、もはや制度疲弊も甚だしい現状となり、新たなパラダイムを模索していかねばならない今日にあって、社会保障の給付と負担の公平について、人任せにしないで、自分の頭で悩み考えてみよう!
ということは強く申し上げたい。
社会保障制度というと、ややもすると命題が大きすぎて、自分のこととして感じないわけだけど、誰もが日本国の社会保障制度の枠の中にあり、そして知らず知らずのうちに恩恵を得る。
その制度自体を、誰かが作っているのだが、その中身が分からないようでは、不都合や不公平に対して声を上げようにも上げられないわけだ。
そこが大きな問題だと感じるんだね。
自分たちの「国のかたち」は自分たちが決める!
という気迫や興味をぜひ若者に持って欲しいと思う。
まぁ、若者に訴え、伝えながら、自分自身も初心に帰らなければいけないと感じた、貴重な時間だった。
お世話になった(社)茨城県労働者福祉協議会様、
そして主催団体の幹部様、ありがとうございました。
また若者諸君、ご静聴ありがとう!
若者よ、大志を抱き吠えろ!
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